このサイトは僕の男性育休ブログの集大成としてまとめ上げたものです。
サイトを通じて伝えたいことを書いていきます。
「これなら自分にもできるかも?」と思ってもらえるように
このサイトでは、
自分のようなただのサラリーマンでは男性育休なんて取れない・・
とか
自分は家事も育児もスキルがないし・・
と言った人に対して
これだったら自分にもできるかも?
と思っていただくことを目的に作成しています。
何を隠そう僕自身ごくごく一般的なただのサラリーマンです。
父は地方公務員、母は専業主婦です。
なんのコネもありません。
家事も育児も経験ゼロでした。
それでも8ヶ月という今では比較的長期の男性育休を取得し、そしていろんな経験を通じてスキルを身に着けてきました。
そんな僕ができたことなら恐らく多くの人が「自分にもできるのでは」と感じていただけること間違いなしです!
「自分も男性育休を取ってみたい」と思ってもらえるように
僭越ながら実はここからさらに一歩進めて
自分も男性育休を取ってみたい
と思ってもらえるサイトを目指しています。
僕自身が男性育休を取るときは経験者も周りにおらず、ネットを中心に情報を仕入れていました。
そこには「これからは男性も育児をするべき」といった”べき論”はたくさんあったのですが、「これだったら自分もやってみたいな」と思わせるような情報というのはほとんどありませんでした。
子どももできてこれからますます働かなくてはならないと感じている新米パパにとって必要なのは”べき論”ではなくて”自分も男性育休を取ってみたい”と思わせるロールモデルなんではないかと感じています。
僕はなんのバックグラウンドも持ち合わせていないので、正直好き放題持論を展開しております。
たとえば「男ってそもそも育児に向いていないからその上で何ができるか考えよう」みたいなことを書いています。
僕は人類の歴史300万年のうち299万年が狩猟生活をしていて、男は狩りを女は子育てと家事をしていたことを考えると、生物の進化のスピードから言ってもやはりいきなり男女の違いをリセットするのは無理があるという立場を取っています。
これを公の場で言ったら怒られると思いますが、家庭内で閉じた関係の中ではそれくらいリアルを追求したほうがいいと思っています。
こういうのはなかなか高名な有識者様だと言えないですよね。
そういうバックグラウンドがないからこそ言える地に足ついた男性育休のカタチを提供していきたいと考えています。
もっと世間のママはリスペクトがされるように
最後に言いたいのは男性育休とは直接関係ありませんが、「もっと世間のママはリスペクトされてもいいのでは?」ということです。
僕は男性育休を取って実際に育児と家事をしてみてホントにしんどかったんです。
さらにこんなしんどいことをしながら働いている人すらいるというのはホントに信じられなかった。
大きい声で言うと怒られそうですが、僕は正直仕事のほうがラクだと思うことも少なくなかったです。
(たぶん内心そう思っている働くママは多いはず)
だから世間のママはもっとリスペクトされていいと思うんです。
でも恥ずかしながら僕は男性育休を取るまでこの事実を知らなかったし、周りを見渡しても知らない人が結構いるように感じました。
しかしよくよく考えれば日本だけでもママは5000万人くらいいます。
それなのになぜこんなことが知られていないんだろう?
そう考えたときに、ママというのは社会に助けられている弱い立場だからというのに気づいたんです。
つまり、「私だってこんなに大変なのよ!」とはとても言えなくて「いつも助けてもらってすみません」というしかない立場に置かれているわけです。
僕は男性育休関係なしにこの事実はもっと広めないといけないと思いました。
僕は育児経験もありながらバリバリ働いている立場でもあります。
ママは自分の大変さをアピールしにくくても、僕は世間のママが置かれている惨状を言いやすい立場だと思うので、しっかりと伝えていきたいと考えています。
ママは大変!・・で終わっていいのか?
上に書いたとおりワンオペ育児のママ、働くママは本当に大変です。
男性育休を取ったおかげでそのことに気づくことができました。
しかし一方で男性育休を取って
ワンオペ育児のママ、働くママは本当に大変
と気づくだけで済ませていいのでしょうか?
男性育休を取ってみたあとだから思うことは、正直”ワンオペ育児のママ、働くママは本当に大変”ということを男性育休を取らないと気づけないという環境こそがおかしいということです。
僕たちのほとんどは”差別はいけない””いじめはいけない””戦争はいけない”と知っています。
しかしどれも経験したから知っているわけではありません。
経験しないとわからないということはないのです。
ワンオペ育児のママ、働くママの大変さを知るだけなら男性育休を取らなくても周りにいくらでも経験者がいるはずで、その人達に話を聞けば済みます。
したがって、男性育休を取る意味は
ワンオペ育児のママ、働くママは本当に大変
ということに留まるものではなく、育休終了後につながるスキルを身につける期間にしないと意味がないと考えています。
ちなみに僕は育休中に料理を作れるようになり、英語を話せるようになり、お金の勉強をして節約術を覚え、投資で200万円増やし、プログラミングで仕事の効率化ができるようになり、病院に通って健康になって職場復帰しました。
よく男性育休を取れない理由として収入の減と仕事を失う、スキル低下ということを聞きますが、僕からするとお金は働いていたより増えたし、スキルも上がって職場復帰してからは以前よりもできることが増えています。
仮に男性育休を取ったせいでクビになったとしても恐らく他で転職できるだけのアピールは十分できると思います。
そしてこれらのスキルは育休期間で終わるものではなく、育休終了後に効き目が一層出てきます。
(そうなるようにスキルセットを選びました)
料理、英語、プログラミング、節約は一生モノ、投資もずっとやり続けることができます。
赤ちゃんの世話もひと通りはやりましたが、正直赤ちゃんを世話するスキルは一過性です。
沐浴、離乳食、おむつ交換どれも数ヶ月から長くて数年で使わなくなります。
だからやらなくていい、と言っているわけではありませんよ!
言いたいことはそれでも
ワンオペ育児のママ、働くママは本当に大変
で済ませていいですか?ということです。
それで会社クビになったときどうするんですか?
ということです。
このサイトでは子育て以外のスキルの身につけた方もしっかり解説していきます。
男性育休は本当に育児だけをするべきなのか?
僕個人の経験で言えば、そういう男性育休のべき論は役に立たないばかりか、かえって失敗する事例を多く作るのではないかと感じています。
たとえば僕は自分の経験と、ブログでの先輩ママさんたちとの交流を通じて、特に新生児の時期は赤ちゃんの世話よりも奥さんをサポートしたほうがいいという主張を持っています。
しかし一般的に推奨されているのは男性の育児。
男性育休を日本語に直せと言われたら誰でも「男性が育児を取るために休む」と答えるでしょう。
『イクメン』という言葉も男性を育児のみに追い立てます。
実際に僕も育休中、そして職場復帰してからも周囲に聞かれるのは「ちゃんとイクメンした?」「ミルクあげた?」「お風呂入れた?」といった赤ちゃんのお世話の話ばかり・・
僕は紆余曲折の末、奥さんのサポートに専念することにしていたので、実際やっていたのは授乳を終えた奥さんがすぐに温かいごはんを食べられるよう3食準備すること、産後ボロボロの身体を動かさなくて良いように掃除や洗濯など家事が中心でした。
一方で赤ちゃんの世話を奥さんはしたかったみたいで赤ちゃんの世話はほとんど奥さんに任せていました。
授乳も寝かしつけも奥さんに任せて僕は夜中も起きることなくずっと寝ていました。
そういう話をすると大抵「えっ?」といった反応が返ってきました。
その顔には「なんでこいつ育休取って育児してないんだ??」と書いてありました。
しかし先輩ママさんに旦那さんにやってもらうなら家事と育児どっちがいいか?と聞いたらほとんどの人が家事と答えていました。
ぶっちゃけ多くのママは
赤ちゃんの世話をしたいのになぜ旦那の世話をしないといけないのか
と思っているんですよ。
そこに出来もしないのに義務感だけ抱えた新米パパが中途半端に子どもの世話にしゃしゃり出てきてやった気になっているのがなんとも腹が立つらしいです。
あ、これ開始3週間で妻に言われた言葉でした。
この意見は僕が見聞きした範囲では圧倒的多数派でしたが、それはたまたまかもしれません。
ただ、もし仮にそうなら早めに男性育休へのスタンスを変えていかないと大変なことになります。
そういう危険性を提起しながら、僕は僕なりのロールモデルを提唱しています。
女性へのリスペクトが足りていないのはどっちだ
僕はせいぜい1ヶ月程度の育休で男性も育児をできるようになるはずだという考えこそ育児をする女性を軽んじているのではないかという気持ちがあります。
男女平等ももちろん大切ですが、育児という一大事業を担ってきたのはヒトに限らずほとんどの動物でメスであることを考えるとそこに合理的な必然性がある気がしています。
それを軽々に男性もできるはずだと言えちゃうことこそが一番女性へのリスペクトが足りないのでは?と思わざるを得ないのです。
男性育休の間にも勉強できる
僕はこのサイトで示したいロールモデルの1つとして男性育休中の勉強があります。
僕は勉強がもともと好きで空き時間があれば勉強をするようにしていたので、男性育休を取っている間もなんとか勉強を続けたいと思っていました。
家事や育児のスキルはほぼゼロスタートでしたが、勉強に関してはそこそこ得意だったので、家事や育児をしながらどう勉強していけばよいか研究しました。
その結果、職場復帰してからはプログラミングで業務を自動化したりといった以前ではできなかったような付加価値をつけることができています。
男性育休は職場に迷惑だけかかるような風潮があり、そしてそれを周囲も理解しようという運動論が多い中、確かに一時的な不在による迷惑はかけるものの、トータルではプラスの貢献につなげていける手応えを感じています。
もともとブログで家事育児をしながらの勉強方法については公開してきました。
これは非常に人気のあるコンテンツでした。
少なくとも僕のクッキングノウハウの100倍はアクセスがあったと思います(笑)
その内容もこのサイトで改めてまとめております。
英語も話せるようになった
僕は京大卒ですが、英語はほとんど話せませんでした。
英語なんてできなくても楽勝で合格できたからですが、英語を話せないがために就職活動も転職活動もかなり幅が狭まってしまい後悔しました。
海外旅行に行っても現地の人と話せないと楽しさも制限されました。
そういうわけで子どもには英語を話せるようになってほしいなという気持ちと、男性育休で人と話すことがほとんどなくなってしまう心配からオンライン英会話をすることにしたのです。
毎日30分3ヶ月ほど続けると聞き取りもある程度のスピーキングもできるようになり、アメリカ人に「発音も表現もnatural」と言われるまでになりました。
もちろんペラペラとはいきませんが、以前に比べると段違いにできるようになりました。
そういったノウハウも公開していきます。
男性育休中の勉強は自分を守ることにつながる
このように男性育休は使い方次第でいくらでも可能性を広げることができます。
場合によっては育休を取らなかった場合よりも自分の能力やスキルの幅を広げることができるかもしれません。
このように男性育休を職場に負い目だけ感じるものにする必要はないことを示したいと思っています。
世の中には不幸にも男性育休を取ることによって解雇されたり飛ばされたりした人もいます。
こういう目に遭わせることは法律で禁止されているとは言え事実として起きています。
こういうときに自分のスキルを高めておけばこういった目に遭う可能性も低くできますし、最悪の場合でも転職が成功する可能性が上がります。
スキルを高めることは自分を守ることにもつながるのです。
しかし現状の育児ばかり推すやり方だとこういう事態にも全く対処できません。
その意味でも育児偏重では危険なのです。
デメリットも余すことなく伝える
男性育休を取ったことで周囲の目線や言動が気になることもあります。
それでも自分の場合は男性育休を取ることによるメリットのほうが遥かに大きかったと思っていますが、そういうデメリットもきちんと伝えていきたいと考えています。
世間のママさんのすごさを伝えたい
最後は少し毛色が違う話ですが、世間のママさんがいかにすごいかを伝えたいと思います。
実際に自分が子育てをしてみてこれほどまでに子育てが大変なものだとは知りませんでした。
我が家はなかなか子どもができなかったこともあって、子どもがいる家庭がキラキラしているように見えていました。
しかし実際は大変な苦労をしながら毎日を過ごしているということを恥ずかしながら知りませんでした。
特にワンオペ育児と言われる女性がひとりで子育てをするのは想像を絶する大変さです。
我が家は夫婦で協力して子育てに取り組みましたがそれでも慣れるまではめちゃくちゃキツかった。
それなのにさらに働きながら子育てをしているママさんも世の中にはたくさんいます。
僕は月曜朝の会社のエレベーターでママさんが土日に運動会があったとかいう話をしていて
(のんきでいいね)
と内心思っていましたが、今となっては『土日全く休んでないのにもう月曜』っていう意味だったのかな?と思ったりもします。
残念ながら働くママさんは会社では肩身が狭い振る舞いを強いられています。
「お迎えで残業できないんです。ごめんなさい」みたいな。
でも実際は会社から出てからも自由時間なんてなくてめちゃくちゃ家のことしてると思うんです。
そういうことを想像できず、偉そうにしている人って結構多いなと思います。
しかしなかなか会社で後ろめたさを感じているママさんが
私も大変なんだよ!!
とは言いづらい状況なので、なかなか働くママさんの大変さも認知が進みません。
その点僕は男性という立場でありながら、育児の大変さを実際に体験しているぶん、そういうこともちゃんと言える立場なんじゃないかと感じています。
そういうこともしっかり発信していこうと思っております。
それではよろしくおねがいします!!
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