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男性育休に必要な心構え

男性育休のトリセツ

さて、ここまでは育休自体が持つ構造的な誤解と育児の辛さを取り上げ、その上で男性育休とは理想の父親になるための準備期間として捉えればそれらの課題がクリアになっていくのではないかという点について説明してきました。

ここからはいよいよここからは男性育休を過ごす上での心構えを提案していきます。

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家族との時間を楽しむつもりで

昨今の男性育休の議論を見ているとあまりに肩肘を張りすぎているきらいがあります。

正直家の中の自分ってそんなに肩肘張って生きるものでもないと思うのですが、男性育休となると急に立派なパパとして振る舞うことが求められる不思議さ。

やれ母親のしんどさを分かれ、子どもは小さくてもあなたの態度を見ているぞ、など。

そういう風潮、僕のようなダメ夫からすると正直しんどかったです。

自分もダメ夫だと思う男性諸君。

安心したまえ。

男性育休を『べき論』で過ごすのではなく、家族との時間を過ごせるかけがえのない時間だと思って取り組むべし。

最初から完璧な人などいないのです。

ただでさえ父親の自覚というのは母親よりも遅れてやってくると言われています。

母親代わりになることは本当に難しいです。
それに無理になろうとするのではなく、家族を大切にしようとすること。

その気持ちで取り組めばきっと違った世界が見えてくるはずです。

その1 育休よりも妻救(つまきゅう)という気持ちで挑め

僕は育休を取るなら、パパは赤ちゃんの世話よりもママのサポートを中心に行うことをおすすめしています。

実は僕自身、育休という言葉の額面通りの意味で育休をスタートさせると赤ちゃんに向かって突撃し、あえなく討ち死にしました。

特に新生児の時期は父親にできることはそれほど多くないため、役に立てていない焦りからますます余計なことをし始めるという負のスパイラルに陥っていたのです。

その結果、朝の5時にまでおよぶ大げんかを演じてしまいました。

上の記事に書いたとおり、妻との大げんかを経てから家事を中心とした妻のサポート役に徹することにしてから全てがうまく回るようになりました。

この日は自分がママ代わりになることを諦めた日でもあります。
僕は産まれてから3人で過ごしてみていかに母親というのは偉大な存在かというのを痛感しました。

これまで日本では女性ばかりが育児をさせられてきたことが問題になってきたわけですが、良し悪しはともかく男性ではなく女性が子育て役に選ばれてきたという事実は無視できません。

そして人類だけでなく、動物のほとんどはメスが子育てを担当します。
そしてオスが家族を養うために働きます。

この事実からは僕は子育ては男女差別の結果、女性が担当させられているというよりも、生物学的には子育ては女性のほうが向いていると考えるのが極めて自然だと感じます。

しかし人間には社会性があるため、女性が育児ばかりをさせられると女性が受けてしまう社会的な不利益が無視できなくなってきたわけです。

そういう風に考えれば生物学的な向き不向きはできる限り活かしながら社会的な不利益を解消できるようにしていくのが理に適っていると僕は考えているわけです。

具体的には人類は何十万年も集団生活を行ってきたわけですが、この数十年で夫婦だけで生活するスタイルが一般的になりました。

昔は村にいる子どもをみんなで育てていたわけですが、現代では全て親が見なくてはいけなくなっているわけです。

僕は夜泣きも集団生活でたくさん子どもがいる中で自分に注目させる必要性から行っていたものではないかと予想していますが、現代ではそんな大声で泣かれてはただ親が疲れ果ててしまうだけです。

こういう点が人間の社会性が生んだ歪だと感じますが、この歪を埋めるのが男性育休の役割だと考えています。

生物学的な性質を全く無視して男女に同じことをさせようとする男女平等論者は重たい荷物を女性にも持たせるように推進しているようなものだと考えます。

そういう意味では何も母親代わりをするのが男性育休の唯一のあり方ではないわけです。

そこで僕は奥さんをサポートする手段として家事を中心とした男性育休を推奨しているわけです。

名付けて『イクメンよりカジメン』です

実際に僕のブログで子どもが産まれたてのころに夫に家事をやってもらうのと育児をやってもらうのとどちらがよいかをアンケートしたところ、9割を超えるママさんが家事を選択していました。

結局身体的にも精神的にもママはママになる準備ができているわけなので、そこに集中して取り組めるようママを支えてあげるのがパパの役割だと考えているわけです。

しかし育休という言葉をいくら眺めていてもそのような発想はなかなか出てきません。
そのため、僕は妻救という言葉に置き換えてしまって取り組むのをおすすめします。

その2 育休は理想の父親になるための準備期間と心得よ

育休を取ると聞くと「パパが育児する」という発想になりがちで、実際に自分もそのように振る舞ったところ思わぬ夫婦の衝突がありました。

しかし夫婦で育休を取る場合ならむしろ育児だけに目を向けるよりも家族全体の将来をどうしていきたいかという目線で考えるのがおすすめ。

8ヶ月も育休を取ると、色んな人から長いね〜と言われました。
しかしこれから父親としての役割を果たす年月を考えれば短いものです。

したがって、育休の期間だけに着目するのではなく、長い育休後の時間へとどうつなげていくかこそ重要なわけです。

育休を理想の父親になるための準備期間として捉えれば、もう少し長期的な目線で育休に取り組むことができます。

これまで再三繰り返している通り、育休のありがちな思い込みだと、育休期間にどれだけ育児に参加したかということばかり取りざたすることになりますが、実は0歳児のときに行う育児というのはせいぜい長くても数年しか続かないものばかりです。

たとえば0歳児育児の代表例とも言うべきオムツ交換や授乳、沐浴といったものは1年しかやらないことも多くあるわけです。

そう考えると0歳児の育児だけにフォーカスしてしまうと全く育休後の生活に全くつながっていかないことがわかると思います。

もちろんだから育児を全くやる必要はないと言っているわけではありません。

実際に僕もひと通りの育児をやることによって子どもと心を通わせることができたように思いますし、それを毎日やることによる大変さといったところも理解できたように思います。

しかし、大事なのは育児と他のこととの軸足の置き方です。
育休のあとまで見据えるなら育児一辺倒で「ママの大変さがわかった」止まりでは正直もったいないです。

そしてその育休で一度仕事に離れた時間でこれから長い年月果たさないといけない父親として立ち上がっていくことが男性育休の目的であると考えています。

父親として果たしていくべき役割についてはのちほど説明します。

その3 復帰後にも生きていけるスキルを磨け

僕は男性育休の間に仕事に役立つスキルアップをすることをおすすめしています。
それは職場復帰してから育休前よりも活躍できるようになるのが理想的だからです。
そしてそれが自分のキャリアやポジションを守ることにつながるからです。

また、あってはいけないことですが、世の中には男性育休を取ったせいで職を失ってしまう人がいます。
自分に万一そういうことが起きたときのためにもスキルアップしておくことがとても大事なのです。

ちなみに僕は男性育休の間に英語が話せるようになり、プログラミングで仕事の自動化をすることができるようになりました。
このおかげで職場復帰してから以前は人力でゴリゴリ何時間もかけてやっていたようなエクセル作業をたった数分でできるようにした仕事がたくさんあります。

そういう付加価値を男性育休を取ったことでできるようになれば男性育休の価値も見直されるでしょうし、万一クビになったとしてもたぶん転職できると思います。

家事と育児だけ頑張るだけの男性育休では自分の身は守れません。

男性育休が取れないと考える男性の多くは、仕事や立場を失ってしまうのではないかと心配する人が多いそうです。

これについては建前としてはそういう目に遭わせることは法律で禁じられていますが、実際はそういう目に遭った人がしばしば話題になります。

これは会社側が悪いです。

しかしいざそうなってしまったら会社と戦う時点で相当分が悪いです。
仮に勝ったとしてもそのまま居心地良くいられるとは考えにくいからです。

また、会社としては一時的にせよ穴を埋めるための手段を講じるのは嫌がらせではなく当然のこと。
やってみたら「案外いなくてもいけるな」となる可能性だってあります。

僕の場合はかなり大きい会社でしたし、社風からいってもクビになることはほとんどないとは思っていましたが、昇進への影響がどれほどあるかは正直未知数でした。

会社規定では育休の取得有無は影響しないと書かれていますが、人事考課の大半はブラックボックスであり、そのまま鵜呑みにしていいかはわかりませんでした。

したがって、育休を取ることは最悪のケースも覚悟した上で決めることをおすすめします。

最悪のケース、つまりクビや閑職に追いやられる可能性を覚悟するということです。

実際になにも起きなければそれはそれでOKなわけで、心配しておくに越したことはありません。

復帰後の自分を守るのは自分しかいません。

育休中にスキルアップをしておけば、復帰後にも自分の居場所を守ることができる確率が上がりますし、最悪職場を去らなくてはいけなくなっても潰しが利きます。 そしてそうなったときに、他の会社でやっていくだけのスキルや能力があるかを自己点検すること、そしてもし何か足りなそうなら育休の間に補うように準備することが大事です。

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