こんにちは。京大卒ただのサラリーマンの『ズボラ夫』です。
私は家事育児経験ゼロながら8ヶ月の男性育休を取得しました。
このサイトではその経験をもとに男性育休に挑む心構えやノウハウを詳しく紹介しています。
さてこの記事では教育資金の話の一環としてどうやってお金を貯めていくべきかについて書いていきます。
今回は銀行預金は果たして安全か?についてお話します。
みなさんの中にも
投資は怖いし銀行預金が安全だよな
銀行預金に預けている限りお金が減ることはない
こういった考え方の人がいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこの考え方は全くの間違いです。
銀行預金は気づかないうちにお金がどんどん減っていっているのです。
この記事では「なぜそのように言えるのか?」そして「ではどうすればいいか?」について解説しています。
物価が上昇し、賃金が下がっている
まずはこちらのグラフを見てください。
ここ10年で物価は上昇しているにも関わらず賃金が下がっているのがひと目でわかります。
つまり収入は減っているのに支出は増えるという鬼のような状況です。
そして実はこれはかなり異常な状態です。
なぜなら本来は賃金と物価はどちらも一緒に上昇するものだからです。
物価が上がれば会社の業績が上がり、賃金が上がります(インフレ)。
一方不景気というのはモノが売れなくなり値段が下がって業績が下がって賃金が下がるという状態です(デフレ)。
つまり物価と賃金はセットで上がったり下がったりするものなのです。
にもかかわらず今の日本は物価は上がっているのに賃金は下がっているのです!!
これはめちゃくちゃ苦しい!!
みなさんもここ数年を振り返ってみると生活が楽になったというよりもしんどくなったと感じる人のほうが多いのではないでしょうか。
実はデータで見てもそれがバッチリ出ているんです。
なぜこうなっているのかについては専門家に譲りますが、私達の生活はどんどん脅かされていると言っても過言ではないでしょう。
銀行に預けていると資産が減る事実
続いて銀行預金の話です。
ここでは物価と銀行預金を比較していきます。
誰もが知っていることだと思いますが、現在の銀行預金金利は0.001%と文字通りゴミです。
利息よりもATM手数料のほうが高いような人も多いのではないでしょうか(笑)
それでも銀行に預けておけばお金は減らないから安心だと思っている人が多いでしょう。
実はこれ完全に間違いです。
こちらのグラフを見てください。
さっきも出した物価と銀行預金とを比較しています。
10年前に100万円を預けたら確かに100万円残っています。
(利息は数百円ですが、恐らくATM手数料や振込手数料で消えているでしょう)
しかし、グラフを見ると分かる通り、そのうちに物価はどんどん上昇して7%上がっています。
つまり、10年前に100万円で買えたものが現在では107万円出さないと買えないのです!
言い換えると下図のように銀行預金の100万円は見た目残高は変わらなくても実質7%減っているのです。
投資でお金が減るのは怖いから預金でいいや
こういう人よくいますが、
いやいや銀行預金こそお金どんどん減ってますよ
ってことなんですよ。
別の言い方をすれば100万円を107万円以上に増やさないと資産が減るということになります。
この物価上昇率を超えて資産を増やすことを目指すのが資産運用なのです。
投資は危険なのか?
次のグラフはこちらです。
先ほどのグラフにアメリカ株、日本株とを加えてみました。
物価も銀行預金も潰れて見えなくなるくらいアメリカ株も日本株も上昇しています。
たとえば10年前に100万円日本株を買えば2倍、アメリカ株を買えば3倍に資産が増えていることになります。
これだけ増えれば仮に物価が7%上昇していようともなんの影響もないでしょう。
このデータを見ても
銀行預金が一番安全
と言えますか?
それでも投資は怖いと言う人へ
それでもまだ投資が怖いという人がいます。
それはそういうタチなので甘んじて預金してもらえばいいと思います。
しかし次の話だけは目を通しておいてください。
物価と経済成長はリンクする
先ほど物価が上がれば賃金も上がるという話をしました。
そうするとますますモノを買うようになり、賃金が上がるという好循環に入ります。
これがいわゆる好景気というものであり、経済成長している状態です。
つまり一般的には物価上昇率(インフレ率)と経済成長率はリンクしています。
日本はこのへんの状況がおかしくなっているのですが、ごくごく当たり前のことが起きているアメリカを見れば一目瞭然です。
つまり物価上昇率を追い越して資産を増やすためには経済成長率を追い越すことでもあるわけです。
トマ・ピケティの r>g
経済に詳しくない人でも経済が成長すれば株価も上昇するのはイメージできると思います。
ただ問題は経済成長率と株価はどっちがより大きくなるのか?です。
これについての答えはトマ・ピケティというフランスの経済学者が立証しています。
それがトマ・ピケティの r>gと呼ばれる理論ですが、「r」は資本収益率を示し、「g」は経済成長率を示します。
トマ・ピケティは自著の中で18世紀まで遡ってデータを分析しました。
その結果、「r」の資本収益率が年に5%程度であるにもかかわらず、「g」は1~2%程度であったことから「r>g」という不等式が成り立つことを示しました。
これは、資産 (資本) によって得られる富、つまり資産運用により得られる富は、労働によって得られる富よりも成長が早いということです。
言い換えれば「裕福な人はより裕福になり、労働でしか富を得られない人は相対的にいつまでも裕福になれない」ことでもあります。
特に現状の日本では冒頭に説明した異常な状況で賃金が下がっていますから、下がっていく賃金を増えない銀行預金に預けていても物価上昇に追いつけずどんどん貧しくなっていくわけです。
投資が怖いといって何もしていない人ほど生活が苦しくなっていくのが今の日本なのです。
一方で経済が成長し続けている世界の情勢を踏まえれば、資産運用は今後も同じようなリターンをもたらしてくれることが証明されているわけです。
僕の資産運用方針と成績
ここまでの解説を見ればどんな資産運用をすればよいかも見えてきます。
僕は異常な状態になっている日本よりも健全な成長をしているアメリカを信頼しているのでアメリカの株を買っています。
といってもグーグルやアップルといった個社別の株ではなく、ニューヨークダウというアメリカ版日経平均の指数に連動する商品を買ってほったらかしているだけです。
それでこれだけの運用成績が出ます。
なんといってもアメリカ株は次のような特徴があります。
私の資産運用の詳細については別の記事で説明することとします。
まとめ
これまで銀行預金が全く安全ではないことを説明してきました。
改めてエッセンスをまとめておきます。
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