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想像を絶するワンオペ育児

男性育休ライターでファイナンシャルプランナーの『ズボラ夫』と申します。

僕は2020年に8ヶ月の男性育休を取得しました。

このブログでは男性育休に関するノウハウ日本一を目指し、文庫本5冊分のノウハウを無料で公開しています。

単に苦しい育児で終わらせるのではなく、『楽しい育児』、『スキルアップする育休』を体現。

おかげで毎日料理を作りながら、英語も話せるようになり、プログラミングもできるようになりました。

また育休中に始めた株式投資でも200万円を超える含み益を得ることができ、収入面でも大きくプラスにすることができました。

少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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育児の辛さは半端ねえ

待望の第一子を授かっていることがわかったときは、子どもが産まれてからの日々について妄想にふけっていました。

きっと家族3人で和気あいあい過ごすんだろうな、思い出いっぱいできるだろうな、そんなことを考えていました。

ところがどっこい!!

育児って半端なく辛ぇ!!!

子どもが産まれてすぐに、寝る・食う・遊ぶがいかに贅沢だったか痛感しました。

しかし子どもを持つまではそんなこと考えたこともなかった!
いや、家族を持つ人は幸せそうでいいな、時短勤務の人は毎日早く帰れて楽しそうでいいな、こっちはあんた達のぶんまで働いてるというのに、そんな風に思っていました。

しかし現実は違った!!

育児ってめちゃくちゃ大変やん!!
一歩間違えたら家族崩壊の危機。

これだけはまだ子どもがいない人にも、これから親になる人にもどっちにもなんとしても伝えないといけない。
そう思ったのがこのブログを立ち上げた目的のひとつだったりもします。

順番に見ていきましょう。

育児のしんどさ 3選

独身の頃は一人暮らしをしていたこともあって、毎日が自由でした。
そのため寝る・食う・遊ぶはごく当たり前のこととして気にも留めていませんでしたが、子どもを持つとそれらを自由にやれる時間はほとんどありません。

育休を取りたてのころは、寝たい時間に眠れず、ご飯は急いでかきこみ、隙間を縫ってなんとか好きなことをできるかどうか。

そんな毎日でした。

かつては毎日ダラダラと過ごしていた時間がいかに貴重なものであったかを今になって痛感しています。

小さい子どもがいると主導権は子どもに移ります。

何をやるにも子どもが食べる、お風呂に入る、寝るといったスケジュールが中心になり、その隙間を縫って大人のスケジュールを入れることになります。

赤ちゃんが小さいときは19時には寝かせないといけないので、必ず17時には家に帰らないといけません。

それ以降は二人で出かけるということは基本的にはできません。

僕は自分のペースで物事を進められないというのがいかに人間にはストレスになるかというのを身を持って感じました。

しかし我が家の場合は夫婦で育休を取ったので、ペースを掴んできた生後3ヶ月くらいからどちらかひとりが子どもの面倒を見てもうひとりは好きなことができるということができるようになりました。

やはり僕が面倒を見るほうが厳しく、僕よりも妻のほうに不自由させてしまった面はありますが、それでも自由な時間は心のオアシスになりました。

しかし世の中には育児を孤独にひとりでやっているママがたくさんいます。

いわゆるワンオペ育児です。

ワンオペ育児がいかに辛く、大変なものであるかは男性育休を取るかどうかによらず、すべての人が知っておくべきことだと思います。

順番に見ていくことにしましょう。

寝たいことに寝ることができない

people man sleep

新生児は続けて眠ることができません。

胃袋の容量が小さいので1〜2時間でお腹がすいて泣いてしまうのです。
また、起きているときでも目を離すことができません。

子どもがいつ起きていつ寝るかは全く予測ができないので、親が子どものライフサイクルに合わせて生活することになります。

ただでさえ夜中に何度も起こされていて連続した睡眠が難しい中、日中も自分のペースで動くことができず、そして常に気を張った状態でいる必要があります。

特に夜中子どもが大泣きして、それをあやして寝かせるまでこちらも寝ることができないのは本当に辛いものがありました。

こうした生活を続けているとやはり眠気が突然襲ってくるようになります。
しかし子どもが起きていると当然寝るわけにはいかないので、子どもが寝るまで起きているしかないのです。

寝たいときに寝るというのは本当に幸せなことなんだなぁと痛感しました。

子どもが産まれるまでは当たり前に考えていましたが、そんな当たり前が懐かしい日々を送ったのでした。

子どもが寝ているときに眠気が襲ってきたらそれこそ死んだように眠っていました。

仕事であれば夜には終わりますし、土日も休みとして確保されています。
疲れたら有給を使ったりもできます。

しかし子育てはそうはいきません。

アフターファイブもなければ決まった休みもない。
いくら休みたくても24時間365日やり続けないといけないのが育児なのです。

温かいごはんが食べられない

こちらも睡眠と全く同じ理由ですが、子どもがいるとなかなか温かいごはんが食べられません。

ご飯を食べ始めても泣き始めたらほっておくわけにはいかないので夫婦のどちらかが抱っこをしにいくことになります。

僕たちの場合はどちらかが抱っこしている間にもう片方が急いでかきこむということをよくやっていましたが、先に食べる方はゆっくり味わうことはできないし、あとに食べる方はすっかり冷めてしまっているというどちらもかなり残念な結論になります。

ごはんをゆっくり味わうというのも贅沢だったんだなぁと思います。

僕たちは夫婦で交代できましたが、おひとりで育児をされている方は恐らくあやしながら急いで食べているという状況になっていると思います。

子どもが寝ているときならゆっくり食べられると思うかもしれませんが、だいたいは眠気が襲ってきてお茶碗と箸を握ったまま寝るというママもたくさんいるという話をよく聞きました。

寝かしつけがとにかくしんどい

多少覚悟していたのに想像の上をいったのが寝かしつけです。

赤ちゃんには通称『背中スイッチ』と呼ばれる超過敏センサーが体内に埋め込まれているそうです。

背中スイッチには恐らくジャイロセンサーもついていて、抱っこの状態から寝かせる体勢に動かしたら起動し、着地するなり目を覚まして大声で泣くというムーブメントがあります。

十分に寝付いていないと寝かせる体勢にした時点で目を覚まして泣きます。

詳しくは解明できていませんが、恐らくかなり寝入った段階で置かないとほぼ起きてしまう感じがします。

起きてしまえばまた1から寝かしつけのやり直しです。

抱っこを開始してから寝つくまでにはかなり個人差はあると思いますが、我が子の場合は30分から90分という日が多かったです。

そして我が子は座って抱っこすると全く寝ないという性質があったので、暗闇で立って抱っこするということになりました。

抱っこを開始してからいつ終わるかは全くわからない辛さ。
そして(寝たぞ!)と思って置いたら背中スイッチ発動のときの絶望・・

そしてまた90分くらいかけて抱っこするというのを最初のころはしょっちゅうやっていました。

本当に置く瞬間はなんの物音も立てないように最新の注意を払ってゆっくりゆっくり動きます。
そして置いても泣かなかったときの達成感!!

さて、これから寝ようと思ったら5分後に起きてしまうということも数え切れないくらいありました。

これもおひとりで子育てされているママは産後のズタボロの体でやっています。
想像しただけで泣けてきますね・・

ワンオペ育児の大変さは尋常じゃない

やはり人間らしい生活に欠かせないのは睡眠と食事と自由にできる時間だと痛感しました。

それを全て取り上げられるのが育児というわけです。

幸いなことに僕たち夫婦はそれでもこの苦労を二人で分かち合うことができましたが、世の中の女性の多くはこれを独りでやっています。
大ケガレベルと言われる産後の状態で・・

そしてさらに夫のご飯や家事などもやっている方もいるといます。

そうなると24時間ほとんど寝られない、食べられない、座れない、家のこともしないといけないという状態になります。

仕事も辛いですが、このような状態に常時置かれることはまずありません。

ずっと仕事ばかりやってきた僕からすると、仕事でワンオペ育児レベルの負荷を仕事でやらせたら速攻労基署の人が飛んできて一発レッドだと思います。

しかしそれでも世間では「子どもはママがワンオペ育児で育てるのが当然」と考えている人がたくさんいるそうです。

その思想をそのまま職場に持ち込んだらパワハラ&労働基準法違反で速攻指導が入ることになるでしょう。

働き方改革でこういう人権を無視したような働き方はだいぶ是正されてきていることを考えれば育児はまだ何歩も後ろの方にいるように思います。

僕は育休を取ってこういった「ワンオペが当然だ」という考えや、「ワンオペでも仕方ない」という考え方に強烈な違和感を持ちました。

みんなワンオペでやってきた、という意見も思ったよりもあるようですが、「みんなやってきたからOK」というのはやはりおかしいです。

僕は自分が育休を取ってみて、世の中のワンオペをされている方の苦労や置かれている状況の異常さをきちんと伝えないといけないと感じました。

ワンオペ育児の認知が進まないワケ

恥ずかしながら自分が子育てするまでワンオペ育児が大変だということすら認識していませんでした。
というかワンオペ育児という概念すら理解していなかったように思います。

そして自分と同じようにきちんと理解できていない人はたくさんいると思います。
しかし意識して周りを見渡せばワンオペ育児をしているママはたくさん職場にもいました。

それなのになぜ自分は全く気づかなかったのだろうかと不思議に思いました。

そして気づきました。
ワンオペ育児のママは自分のしんどさを叫ぶことができないんだということを。

ワンオペ育児をしているママはたとえば時短勤務であったり、フルタイムであっても子どもが熱を出して急な欠勤をしたり、残業ができなかったりという事情を抱えています。

そのため、周りのメンバーに支えてもらうという状況になっているわけです。

実際に職場を去る時点では一日の仕事の折返しでしかなく、帰り道に食材を買い、子どもの送迎をし、食事を作って、家事をして、子どもを寝かしつけて気づけば深夜という、座る時間もほとんどないような生活が待っているに違いありません。

しかし、職場のメンバーに負担をかけている事実から、「私も大変なんで先帰りますね!」と言えるわけもなく、「ご迷惑をおかけしてすみません」と言いながら肩身を狭くしながら帰るわけです。

当時の僕はそれで(楽してるあんたの分まで働いてあげてます)という気持ちでその言葉を受け止めていましたが、なんと視野が狭いことか!
とても働くお母さんが自分よりも毎日しんどい生活を送っている姿なぞ想像すらしていませんでした。

正直ワンオペ育児というのは労働で同じだけの負荷を与えたら一発で労基署が乗り込んでくるレベルです。

それなのになかなか周りの人に認知が広がらないという構造的な問題まで抱えているわけです。

これはいけませーん!!

少しでもこのブログでそういう勘違い野郎を撲滅し、肩身が狭い思いをしているママパパを救い出しましょう!!

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